ヴイエムウェア、仮想化ソフト「VMware vSphere」最新版発表、クラウド向け性能強化

ヴイエムウェア、仮想化ソフト「VMware vSphere」最新版発表、クラウド向け性能強化
ヴイエムウェア(株)は、サーバー仮想化ソフトの最新バージョン「VMware vSphere 4.1」を発表した。

「VMware vSphere 4.1」はサーバー仮想化ソフトの最新バージョン。今回のバージョンでは、クラウドコンピューティング環境の構築推進を支援するための機能の拡充が図られている。具体的には、リソースプールの規模を2倍に、管理能力を3倍に改善したほか、新しいメモリ圧縮技術の追加により、負荷の大きい処理を実行する際でもシステムのパフォーマンスを維持し、以前の実装に比べて最大で25%パフォーマンスの向上を実現。また、VMware vMotionの速度および規模が向上した結果、最大5倍の速度で仮想マシンを移行し、最大8つの同時vMotion処理を実行できる。

さらに、新しい制御システムが導入され、優先度に基づきストレージリソースおよびネットワークI/Oリソースを適切に割り当てられるほか、VMware vSphereのネットワークおよびストレージI/Oコントロールでは、アプリケーションが共有ストレージおよびネットワークのリソースをどのように利用するかを細かく制御することができる。また、今回新たにアレイ統合用の新しいストレージAPIを導入し、ストレージパートナとの緊密な統合が可能となったことで、クラウド環境におけるプラットフォームの効率とパフォーマンス向上を実現したとしている。




「VMware vSphere」
URL:http://www.vmware.com/jp/products/vsphere/

(2010/07/15)
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