IIJ、外気冷却方式のデータセンターを松江市に構築

IIJ、外気冷却方式のデータセンターを松江市に構築

(株)インターネットイニシアティブは、商用として国内初の外気冷却コンテナユニットによるデータセンター「松江データセンターパーク」の構築に関して、事業所等の立地に関する覚書に調印したことを発表した。/p>

これにより同社では、行政の産業振興施策に基づく投資助成、電力料金補助などのバックアップを受け、2010年9月1日より松江データセンターパークの構築に着手し、2011年4月の稼動開始を目指すとしている。松江データセンターパークは「ファシリティとITの融合」をキーワードとして、クラウド時代のニーズにあった低コスト、高いサーバ収容効率や容易なスケールアウトを実現する日本初のコンテナ型データセンター。IIJのデータセンターパーク構想の第一弾として構築を開始する。

同社では松江データセンターパークの構築にあたり、同社が独自に企画、開発したITモジュールIZmo(特許出願中)を利用。IZmoでは、外気を供給するダクトとモジュール筺体が一体化されており、IZmo内部の空間自体がダクトの役割を果たすことで、ダクトを別途設ける必要がなく、設備コストを低減することができるほか、モジュール内をホットエリアとコールドエリアに分離することにより、空調効率を高めて、電気代などのランニングコストを低減することができるとしている。また、外気冷却方式によるモジュール型空調システムを採用し、空調にかかる消費電力を大幅に削減。空調モジュールを並列に配置し冗長化することで、空調のメンテナンス時や障害時においても、稼動を継続することができるとしている。



松江データセンターパーク 完成予想図

(株)インターネットイニシアティブ
URL:http://www.iij.ad.jp/



2010/08/27
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