日本SGI、日本の夏にも対応した空冷式モジュラー型データセンター
日本SGI(株)は1月11日、モジュラー型データセンターの新シリーズとして、冷却システムに空冷式を採用した「SGI ICE Cube Air」を1月11日より受注生産で販売開始すると発表した。出荷開始は2011年4月の予定。
「SGI ICE Cube Air」は、外気および気化冷却による冷却システムを装備した空冷式のモジュラー型データセンター。空調面からの省電力化とコスト削減が拡大され、外気冷却には高効率のファンを、気化冷却には3層構造のフィルタによって冷却効果を調整する最新のシステムを採用。電源仕様効率(PUE: Power Usage Effectiveness)は1.06未満と業界最高水準を実現しているのが特徴。気化冷却に用いる水量は毎分約7.6リットルで、水冷式で必要な量の1%で済むほか、追加で直膨式の空調機(DXコイル)あるいは冷水冷却装置を設置することも可能で、日本の夏場のような高温多湿の気候にも十分に対応できるという。
コンテナの大きさや搭載できるラックの数によって「スモール」、「ミディアム」、「ラージ」の3モデルで構成される。いずれも同社製品のほか19インチの標準ラックに対応した他社製ラックマウントサーバーやストレージ、周辺機器などを搭載可能。
「スモール」は、8フィートのコンテナ(幅2.48m×奥行き4.2m×高さ2.85m)に4ラックまで搭載できるエントリーモデル。同社では業界でもっともコンパクトな設計のデータセンターとしている。「ミディアム」は、同社が2010年7月に発売した「SGI ICE Cube」の空冷式モデル(IC2008UA)を新ラインアップに再配置したもので、20フィートのコンテナに10ラック搭載可能。ハイエンドモデルとなる「ラージ」は、「ミディアム」を標準で2台組み合わせたコンテナを使用しており、4コンテナ連結時に最大80ラック設置可能で、最大9万7920コアのサーバーあるいは最大143.36ペタバイト(PB)のストレージを搭載できる。いずれのモデルも、ラックあたりの供給電源容量は35キロワット(KW)で、サーバーなどの機器を高密度に搭載することが可能だ。
SGI ICE Cube Air
問い合わせ先:日本SGI(株)
TEL: 03-5488-1811(大代表)
URL:http://www.sgi.co.jp/
2011/01/11