グルーポン、バードカフェ「謹製おせち」の調査結果を報告

グルーポン、バードカフェ「謹製おせち」の調査結果を報告

グルーポン・ジャパン(株)は1月29日、同社サイト「GROUPON」で販売した(株)外食文化研究所のバードカフェ提供の「謹製おせち」の問題について、調査結果を報告した。

発表によれば、おもな内容は「表示と異なる食材が使用されていたこと」と「通常価格の表示が不適切であったこと」の2点。前者については、(株)外食文化研究所が「謹製おせち」500セット分の食材を調達することができなかったため、表示と異なる食材を使用していたとし、たとえばキャビアの表示に対してランプフィッシュを、鹿児島産黒豚の京味噌漬けの表示に対して実際はアメリカ産黒豚の京味噌漬けを、フランス産シャラン鴨のローストが実際には50セット分について国産の合鴨のローストを使用していたなど、全部で7種類の内容に表示と実際の違いがあった。また、焼き蛤は表示されていたものの実際には含まれていなかったとしている。

これについてグルーポン・ジャパン(株)では、(株)外食文化研究所より書面で商品の表示の正確性の確約を取っていたが、表示の内容と異なる食材が使用される結果となったという。これについてグルーポン・ジャパン(株)が「謹製おせち」の製造者でなかったため、事実確認に時間を要したと説明している。

また、通常価格の表示が不適切であったことについてグルーポン・ジャパン(株)では、(株)外食文化研究所から通常価格が記載された申し込み画像が送付されたことと、バードカフェの店頭で常連客に商品の案内を行っているという回答を受けたことなどにより、バードカフェ店頭において販売実績があると判断していたとしている。しかし同社によれば、「「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」によると、通常価格として表示するためには、「最近相当期間にわたって」の販売実績が必要であるにもかかわらず、本件商品に通常価格として表示された価格での販売実績があるとは認められないおそれがあることが判明いたしました」と報告している。

同社では、「謹製おせち」の製造・販売者ではないとしながらも、同商品の販売に関与した者としての社会的、道義的責任を重く受けとめているとし、今後は商品やサービスに関する情報の客観的な根拠の説明や提出を求めることに努め、業務管理体制の強化を図っていくとしている。





グルーポン
URL:http://www.groupon.jp/

2011/01/31

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