IPv4アドレスが在庫切れ! アジアでは今年後半にも

IPv4アドレスが在庫切れ! アジアでは今年後半にも

(社)日本ネットワークインフォメーションセンターは2月1日、米国時間1月31日に、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)がもつIPv4アドレスの最後のふたつの「/8ブロック」をアジア太平洋地域の地域インターネットレジストリであるAPNIC(Asia Pacific Network Information Centre)に分配したことを発表した。

IANA(Internet Assigned Numbers Authority)はIPアドレスやドメイン名を世界的に管理しており、世界に5つある地域インターネットレジストリ(RIR)に分配し、各地域の地域インターネットレジストリがその地域内のIPアドレスを割り当てる。ひとつの「/8ブロック」には約1,678万アドレスがあり、今回は最後のふたつの「/8ブロック」が分配され、IANAがもつ「/8ブロック」の在庫が残り5ブロックとなったことになる。この5ブロックについてIANAでは、「/8ブロックの残りが最後5ブロックとなった際、それらは世界に五つあるRIRにひとつずつ分配され、すべての割り振りを終了する」というポリシーを施行すことにしており、この5ブロックがすべて分配されると、IANAがもつ在庫はすべて使い切ったことになる。

もちろんIANAの在庫がなくなったあとでも、各RIRはIPv4アドレスを分配していくが、日本を含むアジア・太平洋地域では、2011年後半には在庫が枯渇すると予測されている。その場合IPv4アドレスの新規分配はできなくなるとされている。


JPNIC


(社)日本ネットワークインフォメーションセンター
URL:http://www.nic.ad.jp/ja/

2011/02/01

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