富士フイルム、電子コミックの制作・配信を効率化する画像処理技術を新開発

富士フイルム、電子コミックの制作・配信を効率化する画像処理技術を新開発

富士フイルム株式会社は、独自の画像処理技術を使って電子コミックの制作・配信を効率化するソフトウェア技術を開発した。

開発したのは「GT-Scan」、「GT-Quality」、「GT-Balloon」の3種類。

GT-Scanはコミックのページ全体を分析してコマ割を自動検出し、ひとコマごとに分割して読む順番を自動設定できる技術で、作業時間を従来の半分以下に短縮できる。

GT-Qualityはモバイル端末の機種を自動判別して、文字のにじみや画像モアレなどを抑えた最適な画像配信を可能にする技術で、端末の種類や画面サイズごとにデータを準備する作業が不要となる。

GT-Balloonはコミックの翻訳作業時に必要となる「吹き出し」部分の抽出と塗りつぶす作業を自動化する技術で、コミックの翻訳作業の効率化が図れる。

同社はGT-Scanを搭載したソフトウェアを7月下旬に、GT-QualityとGT-Balloonを搭載したソフトウェアを今秋より発売する予定としている。



「GT-Quality」による画像最適化有り・無しの比較

富士フイルム株式会社 ネット応用ビジネス推進部
問い合わせ:03-6271-3083
URL:http://fujifilm.jp/business/imaging/keitai_service/gt-scan/
2011/07/06

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