河合楽器、楽譜をカメラで撮るだけで音楽を演奏できるiPhoneアプリ「楽譜カメラ」

株式会社河合楽器製作所は、iPhoneアプリ「楽譜カメラ」を7月22日にApp Storeで発売すると発表した。

同アプリは楽譜にカメラを向けるだけで五線や音符、臨時記号を瞬時に認識し、音データに変換できる「リアルタイム楽譜認識エンジン」を搭載したアプリで、画面にタッチしてすぐに音楽を演奏できる。印刷楽譜だけでなく、手書き風楽譜や、多少の明暗や色むら、湾曲、シワ、歪みのある楽譜でも認識可能だ。

画面上のタップボタンでリズムを刻んでいく「タップ演奏」と、画面上で指を左右に滑らせていく「なぞり演奏」を目的に応じて使い分けることが可能で、片手だけでも操作可能なユーザーインターフェイスを採用している。

楽譜の音を自由にトランスポーズして演奏することも可能で、トランペットなど楽譜の表示と実際の音の高さが異なる移調楽器にも対応。楽器のチューニングに合わせて基準ピッチを変更することもできる。ひとつの五線に2つの声部が書かれた楽譜から自分のパートの音符だけを拾い出して認識させることも可能だ。演奏時の音色は6種類のシンセサイザー音色が用意される。

認識したデータはワンタッチで保存することが可能で、保存したデータは楽譜画像や日付・時刻から探し出せる。

対応機種はiPhone 4/3GS、iPod touch（第4世代）。

「楽譜カメラ」

株式会社河合楽器製作所
価格：350円
問い合わせ：053-457-1350
URL：http://www.kawai.co.jp/cmusic/products/mc/

2011/07/21