企業の情報セキュリティ投資額は現象するも、投資抑制は弱まる―IDC Japan調べ

IDC Japan株式会社は、2011年4月に実施した国内企業820社の情報セキュリティ対策実態調査結果を発表した。

調査結果によると、セキュリティ投資額は前年度より増やすと回答した企業が前年度より0.8％増加して13.3％、減らすと回答した企業が前年度と同様の16.0％となった。同社は投資額が減少傾向にあるものの、投資抑制の度合いは弱まっていると述べている。

また、7割以上の企業がウイルスやスパイウエアなどのマルウエアを脅威と感じているものの、スマートフォンなどのモバイル機器やクラウドサービス利用で脅威を感じる企業は2～3割と低い結果となった。さらにウイルス対策は7割以上、ファイアウォール／VPNと不正メール対策、Webセキュリティ、IDS/IPSは5割以上、情報漏洩対策やアイデンティティアクセス管理といった内部統制対策は4割程度の導入率となっている。

（参考資料）情報セキュリティ対策における項目別導入状況

IDC Japan株式会社
URL：http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20110816Apr.html
http://www.idcjapan.co.jp/
2011/08/17