東日本大震災での「通行実績情報マップ」が2011年度グッドデザイン大賞に

東日本大震災でのホンダ「通行実績情報マップ」が2011年度グッドデザイン大賞に

公益財団法人日本デザイン振興会は、2011年度「グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)」として、本田技研工業株式会社が東日本大震災のときに公開した「通行実績情報マップ」の受賞が決定したと発表した。

同マップは東日本大震災の被災地域でのスムーズな移動を支援する目的で、同社のカーナビ「インターナビ」会員の車両から収集した走行実績データを活用した通行実績情報を震災翌日の3月12日から公開した。さらにこの情報を活用した地図を、Googleは3月14日より「Google 自動車通行実績情報マップ」として、Yahoo! JAPANは4月21日より「Yahoo!地図」の道路通行確認マップとして公開。4月27日からは渋滞実績情報も提供開始した。

同振興会は同マップが評価された点として、震災の発生翌朝から公開しただけでなく、GoogleやYahoo!などでも公開するなど、多くの人が使いやすいサービスとして展開したことを挙げている。さらに、既存のシステムを有効に活用することで解決策を必要としている部分へ迅速にサービスを提供した取り組みは、社会における情報の有効利用のあり方を示す創造的な試みであるとしている。


受賞作品の紹介ページ

「Good Design Award」
URL:http://www.g-mark.org/

2011/11/10

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