ディレクションの実務内容を伝える本ほか3冊



周りを驚かせるようなカッコいいアイデアやデザインは、一朝一夕で生まれるものではありません。情報や技術を取り入れつつ、日々感性を磨きながら、実践(現場)で鍛えていく。インプットとアウトプットのサイクルが大切。多忙なデザイナーのインプットを助けるべく、MdN Interactive編集部がオススメ本を紹介していくコーナーです。


ディレクションのノウハウをわかりやすく伝える
『Webディレクション教科書』 石井 歩 著/ソフトバンク クリエイティブ
2,800円+税

Webディレクターの果たす役割をひと言で説明するのは難しい。関わるフェイズが多岐に渡る上、スタッフィングや進行管理など、誰の目にもわかる成果物には残らないところで果たす役割も多いからだ。本書は、ディレクターの果たす業務や個々のワークフローを学びやすくまとめたもの。「プロパー」、「ステークホルダー」など、耳慣れない用語には欄外で注釈が設けられ、Webディレクターを志す未経験者にも明快でわかりやすい内容になっている。




変化するグラフィックデザインの“今”を知る
『MdNデザイナーズファイル2007』
MdN書籍編集部 編/エムディエヌコーポレーション
3,800円+税

クロスメディアによる表現手法などが浸透し、広告、雑誌、Webといったメディアの在り方が日々変わっていく時代にあって、デザインも時代を反映し変化し続けている。本書は、“今”を象徴するグラフィックデザイナー248名の代表的な仕事を紹介したデザイナー年鑑。彼らの作品は、現在のデザインの潮流を知り新たな作品を生み出す上で、よい刺激となるはず。各デザイナーの連絡先を併載しており、これは!と思う人に、デザインを依頼する場合にも有用。




デザインソースとして利用可能な家紋の作品集
『日本の家紋 デジタル版』
青幻舎
3,800円+税

日本の歴史の中で脈々と受け継がれてきた家紋を集めたビジュアル文庫『日本の家紋』に、全4,710点の家紋データを収録したCD-ROM、小冊子『オリジナル家紋作成ハンドブック』が付いた作品集。家紋はシンプルで完成された意匠に、日本の家の伝統や歴史を象徴化した紋様である。本書を通じて、こうした伝統的な紋様をグラフィックデザイン、Webデザインなどの幅広い分野でデザインソースとして活用できる。Windows、Macintochに両対応しており、EPS形式とJPEG形式のデータを収録している。




切って、折って、貼る。大人も楽しめる工作本
『柳原良平のごきげん紙工作』
柳原良平 著/自由国民社
1,200円+税

作家の開高 健氏らとともにサントリーの広告などで知られるイラストレーター、柳原良平氏の紙工作本。線に沿って丁寧に切り取り、折って、のりで貼り合わせると、カードスタンド、眼鏡置き、万年カレンダーなどができ上がる。収録した紙工作はすべて、氏のイラストを図面化したもの。ユーモラスなタッチが幼児から年配者まで広い世代に親しまれているキャラクター、アンクル船長などのイラストも。手で何かを組み立て作る楽しさを、子どもも大人も味わえる本。




(更新日:2007年4月3日)
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