JAXAのPCがウイルスに感染-物質補給機の情報など漏洩の可能性

JAXAのPCがウイルスに感染-物質補給機の情報など漏洩の可能性

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、職員の端末1台がウイルスに感染し、当該端末内の情報および当該職員がアクセスできるシステムに関する情報が外部に漏洩していたことが判明したと発表した。

ウイルス感染により、宇宙ステーションへの物質補給機(HTV)の仕様や運用に関する情報、端末に保存されていたメールアドレス、端末からアクセスしたシステムへのログイン情報などが漏洩した可能性があるという。

現在判明している状況については、昨年8月11日に当該端末で異常を検出し調査したところ、ウイルスに感染していることが8月17日に判明したと説明。ウイルスを駆除したが異常が継続したために引き続き調査した結果、別の新種ウイルスによる情報収集がなされていた痕跡と、7月6日~8月11日になんらかの情報を外部へ送信していたことが今年の1月6日に判明した。

同機構は漏洩した可能性のある情報の悪用を防ぐために、当該端末からアクセス可能なシステムのパスワードを変更した上で、被害状況や影響について調査中だという。また、ほかの端末へのウイルス感染の有無についても確認を行っている。


JAXAのWebサイト

発表資料
URL:http://www.jaxa.jp/press/2012/01/20120113_security_j.html
2012/01/16

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