偽の警告画面を表示するウイルスに注意-IPAが呼びかけ

偽の警告画面を表示するウイルスに注意-IPAが呼びかけ

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は、2012年2月のコンピューターウイルス・不正アクセスの届出状況を発表した。

2012年に入って、「ウイルスに感染している」、「ハードディスク内にエラーが見つかりました」など偽の警告画面を表示し、それらを解決するためとして有償版製品の購入を迫る、「偽セキュリティ対策ソフト」型ウイルスの相談・届出が多く寄せられていたが、2月は同ウイルスの感染被害に遭ったユーザーからの相談・届出がとくに目立ち、相談数24件のうち20件が感染被害の相談だった。

これらの事例では、ウイルスを感染させる手口として、脆弱性を解消していないPCに対してWebサイト閲覧時にウイルスを感染させるドライブ・バイ・ダウンロード攻撃が行われているケースが多かった。また、偽の警告画面に表示される製品名称は、正規のウイルス対策ソフト名に似せたもののほか、「System Check」や「RegClean Pro」などPC内を診断するツールを連想させる名称となっているという。

なお、2011年12月から2012年2月に届け出られた感染被害12件についてウイルス対策ソフトの使用有無を確認したところ、11件がウイルス対策ソフトを使用しており、すべて定義ファイルを最新の状態に更新して使用していた。このことから、今回届出のあった「偽セキュリティ対策ソフト」型ウイルスは、ウイルス対策ソフトを最新の状態で使用していても感染被害に遭う可能性が高かったとしている。

同機構はウイルスに感染しないための対策として、OSやアプリケーションの脆弱性の解消や、重要なデータのバックアップ、有害なWebサイトの閲覧を防止する機能のあるセキュリティソフトの使用などを挙げている。


「偽セキュリティ対策ソフト」型ウイルス 感染被害届出件数

発表資料
URL:http://www.ipa.go.jp/security/txt/2012/03outline.html
2012/03/07

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