Google、災害対応の新たな取り組みについて発表

Google、災害対応の新たな取り組みについて発表

Googleは、東日本大震災での災害対応の経験と教訓を踏まえて、新たな取り組みを開始すると発表した。

新たな取り組みのひとつは、災害時に提供する「Googleパーソンファインダー」がNTTドコモの「災害用伝言板」およびKDDI・沖縄セルラーの「災害用伝言板サービス」から利用可能になること。これにより、携帯電話から同サービスにアクセスしやすくなるとともに、従来通りパーソンファインダーで家族や友人の携帯電話の番号を検索すると、各携帯キャリアが提供する災害用伝言板サービスに直接アクセスすることが可能となる。なお、同社はユーザーに慣れてもらう機会を設ける意味で、同サービスを3月11日に1日だけ試験的に稼働させる予定だ。

取り組みの2つ目として、「Google災害時ライフラインマップ」としてライフラインやインフラの情報を集約して提供する。提供情報はau携帯電話のエリア復旧状況情報や東京ガスの都市ガス供給停止エリア情報、ホンダの自動車通行実績情報マップなど。

さらに、同社が提供する災害関連情報やツールをまとめたサイトを常設する。パーソンファインダーやライフラインマップなどの各種サービスを集約するほか、クライシスレスポンスの活動についても情報をまとめて掲載。これに加えて、東日本大震災における活動記録も「東日本大震災と情報、インターネット、Google」サイトにて公開する。今後、毎週金曜日に1本ずつ連載形式で記事を公開する予定だ。


「Google災害時ライフラインマップ」

発表資料
URL:http://googlejapan.blogspot.com/2012/03/google_2386.html
災害情報まとめサイト
URL:http://google.co.jp/saigai
2012/03/08

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