カスペルスキー、DNS設定を書き換えるウイルス「DNS Changer」の無償駆除ツールを公開

株式会社カスペルスキーは、DNS設定を書き換えるコンピュータウイルス「DNS Changer」への注意喚起を呼びかけるとともに、同ウイルスを駆除できるツール「TDSS Killer」を提供開始した。同社サイトから無料でダウンロード可能で、使用方法を解説した詳細情報ページも公開している。

同ウイルスに感染すると、DNSの問い合わせ先が不正に構築されたDNSサーバーに変更されて、正規のサイトに接続したくても違うサーバーに誘導されてしまう。現在は米国の連邦捜査局（FBI）により取り除かれて、正常に動くDNSサーバーが設置されているために大きな混乱は発生していない。

代替サーバーの提供期間は今年の3月に終了すると言われていたが、このほど4カ月ほど延長された。しかし7月以降も提供し続けるかは不透明であり、同社はすべてのコンピュータ利用者に、同ウイルスの感染の確認や駆除を行ってほしいと呼びかけている。

駆除ツールの詳細情報

発表資料
URL：http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207582827
駆除ツールの詳細情報
URL：http://www.viruslistjp.com/analysis/?pubid=999999996
2012/04/05