ソフトバンクモバイル、新通信規格「LTE-Advanced」の実証実験をお台場で実施

ソフトバンクモバイル、新通信規格「LTE-Advanced」の実証実験をお台場で実施
ソフトバンクモバイル株式会社は、次世代の移動通信システム規格「LTE-Advanced」に向けた基礎実験システム「複数基地局間協調伝送方式(ECO-LTE)」に関する実験試験局の本免許を取得し、お台場においてフィールド実証実験を開始することを発表した。

LTE-Advancedの主要技術の1つ、「基地局間協調伝送技術(CoMP)」は3GPP(基地局連携技術の総称)において標準化が進められているもの。通信品質を大幅に改善する技術として、隣接する2つの基地局が連携して端末に信号を同時に送信する複数基地局間協調伝送方式の実証実験を、基地局とダークファイバでつなぐ「光張り出し方式」の基地局構成で既に実施していた。

今回のフィールド実証実験では、光張り出し方式ではなく一般的なIPネットワーク上で規定された基地局間インターフェース「X2インターフェース」を利用した複数基地局間協調伝送方式の実験を行う。このインターフェースを用いることで、分散設置された基地局に対応できること/ダークファイバが利用できない基地局にも対応可能といったメリットがある。同社は同実験を通して通信品質や通信速度の評価を行うという。


複数基地局間協調伝送方式の実証実験イメージ

発表資料
URL:http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2012/20120522_01/
2012/05/23

MdN DIのトップぺージ