ビル・ゲイツ氏、ソーラー・トイレのアイデアに賞金、途上国の衛生改善へ

ビル・ゲイツ氏、ソーラー・トイレのアイデアに賞金、途上国の衛生改善へ
慈善財団であるビル・アンド・メリンダ財団は、衛生状態の改善を狙い「新たなトイレ」のアイデアを募るコンテストを開催、太陽エネルギーを利用したトイレを考案した米カリフォルニア工科大学が優勝し10万ドルの賞金が贈られると発表した。

ソーラー・トイレのアイデアは、太陽エネルギーを利用し水素と電力を発生させるもので、電力を夜間のバックアップとして使うことも可能だ。2位の英ラフバラ大学のバイオ炭/ミネラル/浄水を生成するアイデア、3位のカナダのトロント大学による排泄物の消毒/ミネラル・浄水を回収するアイデアにもそれぞれ賞金が贈られた。

世界人口の40%は水資源やインフラなどさまざまな問題によって水洗式トイレを利用できず、衛生状態悪化によって多くの子ども命を落としているという。そのため、水洗式ではない、衛生状態の改善が期待できる新しいトイレのアイデアを募っていた。ビル・ゲイツ氏とその妻メリンダ氏が設立した同財団では第2回コンテストも実施すると発表している。


ビル・アンド・メリンダ財団

発表資料
URL:http://www.impatientoptimists.org/Posts/2012/08/Inventing-a-Toilet-for-the-21st-Century
2012/08/16

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