アップル、さらに極薄のボディへと進化した「iMac」新モデルを発表

米Appleは、現地時間の10月23日に開始されたスペシャルイベントにて、筐体デザインを刷新した液晶一体型デスクトップPC「iMac」の新モデルを発表した。ラインナップには、27インチモデルと21.5インチモデルで2機種ずつを用意。21.5型は11月、27型は12月に発売予定となっている。

新しいiMacでは、ディスプレイのエッジがわずか5mmとなり、一世代前のモデルとの容積比で最大40％の小型化が実現された。この薄さの一因となったのが、パネルとカバーガラスを密着させるフルラミネーションという加工法。これには、パネルとガラスの背面での光の反射を減らすメリットもあり、さらに反射防止コーティングでガラス前面の反射も抑え、従来モデルから75％の反射削減が実現されている。

27インチ機は、上位モデルが3.2GHzクアッドコアのCore i5（TBTで最大3.6GHz）とGeForce GTX 675MX（1GB）を搭載し、基本構成価格が16万8800円。オプションで、CPUはCore i7（3.4GHzクアッドコア/TBTで最大3.9GHz）、GPUはGeForce GTX 680MX（2GB）に変更できる。下位モデルは2.9GHzクアッドコアのCore i5（TBTで最大3.6GHz）とGeForce GTX 660M（512MB）を搭載し、基本構成価格が15万4800円。両モデルともに、メモリは8GB（4GB×2）で、16GBもしくは32GBに変更できるほか、ユーザー自身でのアクセスも行える（SO-DIMMスロット×4）。内蔵ストレージは1TBのHDD（7200rpm）で、3TBのHDD/1TBもしくは3TBのFusion Drive/768GBのSSDに変更が可能。表示解像度は2560×1440pixels、スタンドの奥行を含む本体サイズは650（幅）×516（高さ）×203（奥行）mmで、重量は9.54kgとなっている。

21.5インチ機は、上位モデルが2.9GHzクアッドコアのCore i5（TBTで最大3.6GHz）とGeForce GT 650M（512MB）を搭載し、基本構成価格が12万8800円。オプションで、CPUはCore i7（3.1GHzクアッドコア/TBTで最大3.9GHz）に変更できる。下位モデルは2.7GHzクアッドコアのCore i5（TBTで最大3.2GHz）とGeForce GT 640M（512MB）を搭載し、基本構成価格が10万8800円。両モデルともに、メモリは8GB（16GBに変更可能）、内蔵ストレージは1TBのHDD（5400rpm）で、上位モデルのみ1TBのFusion Driveも選択できる。表示解像度は1920×1080pixels、スタンドの奥行を含む本体サイズは528（幅）×450（高さ）×175（奥行）mmで、重量は5.68kg。

全モデルの共通仕様としては、主なインターフェイスにThunderbolt×2/USB 3.0×4/ギガビットEthernet（10/100/1000BASE-T）などが用意されている。そのほか、SDXCカードスロットやFaceTime HDカメラも実装。ワイヤレス通信機能では、IEEE 802.11n/g/b/a準拠の無線LAN（Wi-Fi）やBluetooth 4.0に対応している。

Apple
価格：
「27インチ/3.2GHz」16万8800円
「27インチ/2.9GHz」15万4800円
「21.5インチ/2.9GHz」12万8800円
「21.5インチ/2.7GHz」10万8800円
URL：http://www.apple.com/jp/
2012/10/24