警察庁、インターネットバンキングを狙った犯行の手口について発表

警察庁、インターネットバンキングを狙った犯行の手口について発表
警察庁は、「インターネットバンキングの利用者の金融情報を狙った新たな犯行手口の発生について」と題した広報資料を同庁のWebサイトにて発表した。

発表によると、ユーザーが金融機関の正規のインターネットバンキングのページからログインをした場合に、不正にポップアップ画面が表示されて、「システムのメンテナンスや機能の向上のためにお客様情報の再入力をお願いします。」といった記載とともに「第2暗証」および「質問・合言葉」「インターネット用暗証番号」などの入力フォームが表示される手口が発生しているという。

発生している金融機関は26日の15時現在で、三井住友銀行およびゆうちょ銀行。この時点で、まだ不正送金などの被害は把握していないとしている。

同庁は金融機関が行うべき対策として、「金融機関が送金などの取引時以外にログイン後あらためてID・パスワードや乱数表などの入力を求めることはないこと」、「PCがウイルスに感染している可能性が高いことから、ウイルス対策ソフトの導入と最新のパターンファイルを導入したウイルス対策ソフトによるウイルス検知を実施すること」を利用者に対して周知徹底することを挙げている。

なお、三井住友銀行およびゆうちょ銀行もこの犯罪手口に関する告知をWebサイトにて発表している。


ポップアップ画面イメージ(ゆうちょ銀行)

発表資料(警察庁)
URL:http://www.npa.go.jp/cyber/warning/h24/121026.pdf
発表資料(三井住友銀行)
URL:http://www.smbc.co.jp/security/popup.html
発表資料(ゆうちょ銀行)
URL:http://www.jp-bank.japanpost.jp/direct/pc/drnews/2012/drnews_id000041.html
2012/10/29

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