カスペルスキー、政府機関へのサイバースパイ計画「Red October」を突き止める

カスペルスキー、政府機関へのサイバースパイ計画「Red October」を突き止める
Kaspersky Labsは、外交機関や政府機関を狙ったサイバースパイ活動計画「Red October」について、調査結果を発表した。

同社によると、過去5年間で外交機関・政府機関への高度なサイバースパイ活動が実施され、モバイル端末やコンピュータシステムから情報収集がなされたとしている。また、マルウエアを数カ月にわたって分析したところ、特に標的となっているのは東ヨーロッパ、旧ソ連圏諸国、中央アジア諸国だが、西ヨーロッパや北米も狙われているという。

Red Octoberは現在も活動が続いており、複数の制御用サーバにデータが送られている。高度なインフラをもち、特定の国家も構成に関与したといわれるFlameマルウエアに匹敵すると明らかにした。同社では今後も引き続き分析や情報収集を行うとしている。


Red Octoberの標的になったと思われる国々

発表資料
URL:http://www.securelist.com/en/blog/785/The_Red_October_Campaign_An_Advanced_Cyber_Espionage_Network_Targeting_Diplomatic_and_Government_Agencies
2013/01/15

MdN DIのトップぺージ