昨年の不正アクセス禁止法違反事件、摘発者数は過去最悪の154人--警察庁発表

昨年の不正アクセス禁止法違反事件、摘発者数は過去最悪の154人--警察庁発表
警察庁は28日、毎年公表されている不正アクセス行為の発生状況について、平成24年中のデータを発表した。また、不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究開発の状況も併せて発表された。

同発表によると、平成24年中の摘発者数は、2000年の不正アクセス禁止法の施行以来最多となる154人にのぼった。認知件数は1251件で、そのうちオンラインゲームやコミュニティサイト・SNSの不正操作が662件(52.9%)と大半を占めた。内容としては、他人のアイテムやゲーム内通貨の不正取得などとなっている。


発表資料

手口としては「パスワードを言葉巧みに利用権者から聞き出した又はのぞき見たもの」が多く、被疑者と利用権者の関係は「元交際相手や元従業員等の顔見知り」が最多だった。また、被疑者は10歳代が154人中64人を占め、未成年者が安易に不正アクセス禁止法違反を犯している現状が明らかになり、未成年者への個人情報に対する教育の必要性が浮き彫りとなった。


発表資料

発表資料
URL:http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h24/pdf040.pdf
URL:http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h24/pdf041.pdf
2013/03/28

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