富士通研究所、手指の位置やタッチ操作を汎用カメラで高精度に検出する技術を開発

富士通研究所、手指の位置やタッチ操作を汎用カメラで高精度に検出する技術を開発
株式会社富士通研究所は、指で直感的に操作できる次世代UI技術を開発したと発表した。

同技術は、実世界の物に対する手指の位置やタッチなどの操作を、汎用カメラを使って高精度・高速に検出する技術。汎用プロジェクターと組み合わせることにより、テーブル上の書類を指でなぞって電子データとして取り込んだり、触った物にプロジェクターで情報を表示したりすることが可能となる。

同技術は、実世界の凹凸形状をカメラで自動計測してカメラ座標系・プロジェクター座標系・実世界座標系を自動調整する技術と、手指の色と輪郭の特徴を抽出して手指の形状を認識する技術、低解像度の画像でも指先の画像を補間することで必要な精度を実現する認識技術などを組み合わせることで実現した。

同社は今回開発したアプリケーションやシステムについて、実際の使用環境に適用する評価を進めて、2014年度中の実用化を目指すとしている。


指先の高精度・高速な認識技術

発表資料
URL:http://pr.fujitsu.com/jp/news/2013/04/3.html
2013/04/04

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