Google、Webブラウザの新しいレンダリングエンジン「Blink」を採用-Webkitから変更へ

Google、Webブラウザの新しいレンダリングエンジン「Blink」を採用-Webkitから変更へ
GoogleはWebブラウザ「Google Chrome」のベースである「Chromium」のレンダリングエンジンを従来のWebKitから変更し、新たなWebKitベースのオープンソースレンダリングエンジン「Blink」を採用するとブログにて発表した。

同社のエンジニアであるAdam Barth氏は、「Chromium はほかのWebKitベースブラウザとは違ってマルチプロセスアーキテクチャを採用しているため、WebKitプロジェクトとChromiumプロジェクトはここ数年、複雑化の一途を辿ってきた。これにより全体的なイノベーションの速度が低下してきた」と新エンジン採用の理由について説明した。

その上で、短期的にはBlinkはWeb開発者に大きな影響を与えることはなく、当初の作業の大部分は内部的なアーキテクチャの改善とコードベースの簡素化に費やされるとしている。

また、今回の移行について、同社はほかのブラウザベンダーと協力して今後も互換性を守るとしており、標準に準拠していること、相互運用性があること、テストに通ること、透明性があることなどを強調した新機能のガイドラインも設けている。


Blinkのプロジェクトページ

発表資料
URL:http://googledevjp.blogspot.jp/2013/04/chromium-blink.html
Blinkのプロジェクトページ
URL:http://www.chromium.org/blink
2013/04/05

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