Android標的のマルウエア「BadNews」が感染拡大か——米Lookout

モバイルセキュリティの米Lookoutは、Android端末を標的としたマルウエア「BadNews」が、広告ネットワークを装いGoogle Playのチェックをすり抜け感染拡大するという記事を投稿した。

BadNewsは現在のところ、ロシア語辞書アプリ／壁紙／ゲームなどGoogle Playの32のアプリに含まれていたことがわかっている。Google Playは同社からの報告を受け削除し、アプリ登録者のアカウント4件を凍結済みだという。また、アプリ内の広告ネットワークSDKを装いユーザーの端末を感染させるもので、これまでに無い攻撃手法がとられているのも特徴だ。

さらに、マルウエアの入り口となったアプリが、マルウエアに感染させる入り口となるために作成されたものなのか、開発者が意図せず採用してしまったものなのかは不明だとしている。BadNewsはサーバに接続し端末の電話番号や連絡先など、さまざまな情報をアップロードするほか、新たな被害を生むマルウエアを送り込むなどが確認されている。

THE LOOKOUT BLOGの投稿
URL：https://blog.lookout.com/blog/2013/04/19/the-bearer-of-badnews-malware-google-play/
2013/04/22