富士ゼロックス、PCで使えなかった外字を含む9万字をWebで使える「Web文字基盤サービス」
富士ゼロックス、PCで使えなかった外字を含む9万字をWebで使える「Web文字基盤サービス」
富士ゼロックスシステムサービス株式会社は30日、パソコンに標準搭載されていない、外字を含む約9万文字をWebブラウザ上で活用できるクラウド型の「Web文字基盤サービス」を、提供開始すると発表した。価格は、「Web文字基盤サービス」の導入整備を含め、1システムあたり、600万円～。
本サービスは、行政の現場で使われている外字を含む約9万文字をWebシステムに組み込むためのアプリケーション・インターフェイスの提供、そして実装に必要なコンサルティングがセットになったサービス。
提供先は、システムを活用したWebサービスの提供者やWebシステム開発会社向けを想定しているという。
Webシステム開発会社は、同社から提供されたクラウド型の文字基盤を、開発時にHTMLタグで埋め込むことによって約9万文字が利用できるようになる。
また、Webサービスの提供者は、コンピューターにフォントをインストールしなくても、各種Webブラウザ上で文字入力や表示が可能となる。
9万字の構成は、全国約1000自治体の戸籍システムで氏名や住所として使われている文字情報と、国際標準準拠の「IPAmj明 朝フォント」を合わせて整理したもの。