マカフィー、出会い系サイトに誘導する不審なAndroidアプリについて注意喚起

マカフィー、出会い系サイトに誘導する不審なAndroidアプリについて注意喚起
マカフィーは、Google Playにおいて、詐欺まがいの悪質なアダルト出会い系サイトへのユーザーの誘導を助長するような不審なAndroidアプリの増加を、5月中旬以降に確認していると発表した。

これらの不審なアプリは、画像閲覧アプリや掲示板まとめアプリ、人気ゲーム攻略法アプリ、無言カメラアプリ、悪質アダルト出会い系アプリなど、それぞれ目的を持ったアプリとして実装されている。

これらのアプリをインストールすると、サーバからAndroid端末上のアプリへのプッシュ通信機能「Google Cloud Messaging (GCM)」を用いたバックグラウンド・サービスが登録・実行され、これによりアプリ開発者は任意のタイミングでユーザーの端末に対して情報を送信可能となり、事前に登録されたバックグラウンド・サービスはその情報に応じた動作を行うことができる。このバックグラウンド動作は該当アプリ自体が起動・実行されていない状態でも行われる。

同社は今回確認した不審なアプリをインストールした端末上でプッシュ配信される情報の内容を調査したところ、悪質なアダルト出会い系サイトへの誘導ページが表示される場合があることがわかったという。ただし、配信される情報が常に悪質サイトへのリンクというわけではなく、Google Play上のほかのアプリのインストールを促すリンクの場合もある。しかし悪質サイトへの誘導が複数回確認されていることから、このプッシュ配信は悪意または危険があるものと同社は判断している。

同社はGoogle Play上でこの不審な広告モジュールを含む多数のアプリの存在を確認しており、同種のアプリがほぼ毎日のようにアップロードされていることも確認している。確認されたアプリは累計で約350個で、そのうち約160個が現在でもGoogle Play上で公開中だという。


人気ゲーム攻略法情報アプリとして公開されている不審なアプリ

発表資料
URL:http://www.mcafee.com/japan/security/mcafee_labs/blog/content.asp?id=1366
2013/06/10



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