6/9に放送された「ほこ×たて」の裏側についてネットエージェントが解説

今月9日に放送されたフジテレビ系列のバラエティ番組「ほこ×たて」における、「どんなプログラムにも侵入できるハッカー VS 絶対に侵入させないセキュリティプログラム」の対決について、ネットエージェント株式会社がオフィシャルブログでその攻防の裏側を解説している。

放送では、防御側であるネットエージェントに対し求められたのは、「容易に侵入され得る環境の中で写真を隠して見つからないように守る」ということ。さまざまな制約、そして堅牢なシステム環境が期待できない状態で、いかに守るべき資産（今回は写真ファイル）を漏えいから守るか、というのが同社に与えられた“使命”だったという。

そこで同社は「脆弱性を突く典型的な攻撃の阻止」「ファイアウォールによるftp、tftpなどのファイル送受信の無効化」「同名ファイルを多量に用意する」「cmd.exeをリネームしておく」などの対策を施し、ツールによる侵入を防止した上で、多数の同名ファイルを用意し特定のファイルを守る方法をとった。

このほかにも、同社のブログで詳細な解説が行われているが、こうした一連の流れや説明が番組の編集ではカットされているため、放送直後にネットユーザーから「侵入された時点で弱すぎる」「ファイル名を変更するのは反則では？」「番組が説明不足すぎる」といった声があがっていた。

また、TwitterユーザーによるTogetterまとめも作られているため、こちらとあわせて読むとよりわかりやすいかもしれない。

6月9日（日）に放映された「ほこ×たて」の「たて」の裏側について（ネットエージェント）
URL：http://www.netagent-blog.jp/archives/51945771.html

ほこたて 「どんなパソコンにも侵入する世界最強ハッカーVS絶対に情報を守るネットワークセキュリティー」防御側の裏話
URL：http://togetter.com/li/516095

ほこ×たて
URL：http://www.fujitv.co.jp/hokotate/index.html
2013/06/12