じわりと広がる大学生の「LINE疲れ」--7割が“既読”への後ろめたさ感じる

じわりと広がる大学生の「LINE疲れ」--7割が“既読”への後ろめたさ感じる
株式会社ジャストシステムは20日、大学生のLINE(ライン)利用実態調査を行い、結果を発表した。調査期間は6月13~17日、調査対象はセルフ型ネットリサーチを行うFastaskモニタのうち、スクリーニング調査によってスマートフォンでLINEを利用していると回答した18~23歳の大学生男女750名(男性271・女性479)。 

同調査では、LINEの利用時間帯やトーク平均人数・利用時間(1日あたり)などを調査。スマートフォンで利用するアプリのうち1・2位合わせると55.4%と過半数を超え、大学生にもLINEが大きな人気を占めているという結果となった。

一方、「LINEのトーク利用で疲れを感じることがある。」という設問には、あてはまる・ややあてはまるとの回答が45.7%にのぼり、「LINE疲れ」が広がっていることもうかがえる。SNSは人気が急上昇した後、更新や友だちとの関わりの煩わしさから「SNS疲れ」が見られることが多いが、LINEもその時期に入っているのかもしれない。

この「LINE疲れ」に影響を与えるファクターとして、トークで送信した内容を相手が読んだかどうかわかる“既読”システムがあげられる。「既読が相手にわかるので返事をしなければ悪いと思ってしまう」という設問に対し、ややあてはまるまで含めると実に71.4%の大学生があてはまると回答している。

コミュニケーションツールであるトークの多くが“既読”によるプレッシャーから、仕方なく交わされているという実情が見て取れる。しかし、「LINE疲れで以前よりLINEを使うことが少なくなってきた気がする」という設問には、76.7%があまりあてはまらない・あてはまらないと回答しており、疲れを感じながらも依然として「LINE」を重要なコミュニケーションツールとしてみなしていることがわかった。


発表資料

発表資料
URL:https://www.fast-ask.com/report/report-undergraduate-line-20130620.html#reportform
2013/06/20

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