宿敵だったMicrosoftとOracle、Amazonに対抗するためクラウド事業で提携

宿敵だったMicrosoftとOracle、Amazonに対抗するためクラウド事業で提携
米Microsoftと米Oracleは24日(米国時間)、企業向けのクラウド事業において、両社が提携することを発表した。

ソフトウェアやデータベースなど、さまざまな分野で長年ライバル関係だった両社がクラウドで手を結んだ。発表によると、顧客のクラウドコンピューティングの有効利用を支援し、プライベートでもパブリックでもクラウドサービスの幅広い選択肢と柔軟性を提供するという。

両社が提携へ至ったのは、Amazonのクラウドサービス「Amazon Web Services」(AWS)へ対抗するためとみられる。

提携によりOracleでは、MicrosoftのクラウドソリューションでOracle製品を利用できるようにする。具体的には、Windows ServerでOracle製品を使うユーザーが、Microsoftの仮想化プラットフォーム「Windows Server Hyper-V」やクラウドプラットフォーム「Windows Azure」などに導入している「Java」「Oracle Database」「Oracle WebLogic Server」などの各ソフトウェアを認証してサポート提供する。

Microsoft側では、Amazonへの対抗策として4月にリリース済みのIaaS「Windows Azure Infrastructure Services」に、「Java」「Oracle Database」「Oracle WebLogic Server」をMicrosoftインフラストラクチャサービスインスタンスとして追加。また、「Windows Azure」の顧客向けとして「Oracle Linux」の利用を可能にする。


発表資料

発表資料
URL:http://www.microsoft.com/en-us/news/Press/2013/Jun13/06-24WSNewsPR.aspx
2013/06/25

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