ウィルコム、会社更生手続終結で2000億以上の負債から復活--ソフトバンク連結子会社に

ウィルコム、会社更生手続終結で2000億以上の負債から復活--ソフトバンク連結子会社に
株式会社ウィルコムは1日、東京地方裁判所から会社更生手続終結の決定を受けたと発表した。今後はソフトバンクの連結子会社となり、ソフトバンクグループとして携帯電話事業を継続していく。

ウィルコムは、2009年12月末日には単体で2060億円の負債があり、2010年2月18日に会社更生手続を開始。当時は携帯事業激化により、高速モバイルデータ通信「WILLCOM CORE XGP」事業に資金を投入した結果、同社では対応しきれない財務負担を抱えていた。

更生計画では、更生債権および更生担保権に対する支払い総額約410億円を、2011年から6年間で均等弁済するとしていた。今回、期限より早い更生手続終結となったのは、業績が回復したことから、残額約271億円の更生債権等を一括繰上弁済することが可能になったため。

同社の契約数は2010年12月末時点で378万件と低迷したものの、2011年1月には純増契約数がプラスに転じ、2013年5月末時点の契約数は545万件を達成。営業成績に関しては、2011年度第2四半期に四半期ベースで営業黒字となり、以降黒字体制を継続している。


WILLCOM

発表資料
URL:http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2013/07/01/index.html
2013/07/01

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