JAXA、不正アクセスの原因はIDとパスワード情報の流出

JAXA、不正アクセスの原因はIDとパスワード情報の流出
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2013年4月13日から22日にかけて発生した5つの情報システムに対する不正アクセスについて、調査結果を発表した。

この件では、第三者が正規のIDとパスワードを騙り不正にアクセスし、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」および宇宙ステーション補給機「こうのとり」の運用準備に係る技術情報、関係者の個人メールアドレスが流出した。

発表によると、1つの情報システムのIDとパスワードが見破られ不正アクセスを許したため、保管していた情報が流出。この中に、職員のIDとパスワードが含まれており、その情報を使って他の4つの情報システムに不正アクセスしたことが原因とみられている。

今回流出した情報は「きぼう」「こうのとり」の運用に支障をきたすものではなく、情報システムの再構築とともに多重の防御策の導入、情報管理の強化、教育を徹底していくという。


JAXA

発表資料
URL:http://www.jaxa.jp/press/2013/07/20130702_security_j.html
2013/07/03

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