参議院選挙、山本太郎氏当選の原動力はネットでの“拡散力”か--フォロワー数は20万人

参議院選挙、山本太郎氏当選の原動力はネットでの“拡散力”か--フォロワー数は20万人
参議院選挙は21日、投開票が行われた。ネット選挙解禁後初の国政選挙として注目を集めた同選挙。ネットでの影響力が当選の後押しになった候補として、東京選挙区から立候補した山本太郎氏(無所属・新人)があげられる。

同氏はTwitterの持つ、“拡散力”を最大限に活かした候補者の一人。選挙中に約170回ツイートし、その投稿をフォロワーがさらに広めるリツイートは9000回近かった。無所属で政党の後押しが無くても、フォロワーが選挙活動の手助けをするような格好になったといえる。その結果、65万7505票を獲得し、選挙区第4位での当選につながった。

ただ、選挙中には「メールメール大作戦」と称した、受信者からの承諾を得ないまま選挙運動用メールを送信する活動が発覚し、公式Webサイトで謝罪する一幕もあった。始まったばかりのネット選挙、今後も様々な問題が生じることが予想される。

また、民主党の現職・鈴木寛氏については、ネットでネガティブな情報が広まったことが議席を失う結果につながったと指摘するメディアもあった。山本太郎氏は、鈴木氏の行った政策を批判していたこともあり、ネット世論では鈴木氏への攻撃も見られた。

総務省では、「インターネット選挙運動の解禁に関する情報」として、サイトで解禁に関する説明資料などを公開している。ガイドラインでは「今後も議論を行い、内容の充実を図る」としているので、今回の選挙で明らかになった問題点が修正されていくことが期待される。


山本太郎氏のTwitter

NHKの記事
URL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130722/k10013196491000.html
2013/07/22

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