SPACとソフトバンクテレコム、準天頂衛星を利用した測位精度実証実験を実施

SPACとソフトバンクテレコム、準天頂衛星を利用した測位精度実証実験を実施
一般財団法人 衛星測位利用推進センター(SPAC)とソフトバンクテレコム株式会社は、準天頂衛星初号機「みちびき」を利用した位置情報の測位精度についての実証実験を、2013年秋に鹿児島県種子島と屋久島で実施すると発表した。

同実証実験では、ソフトバンクモバイル株式会社の情報配信サービス「ふらっと案内」と、「みちびき」の位置測位情報、屋内測位技術「IMES(Indoor Messaging System)」を利用した屋内外のシームレスな測位実験を行うほか、「みちびき」経由でショートメッセージを送信するL1-SAIF補強信号の受信実験も行う。

種子島で行われる「種子島ランドマーク実証実験」では、300名の参加モニターを一般から募集し、種子島全域を対象とした観光スタイルで3回に分けて行う。実験参加者は「ふらっと案内」を利用したデジタルスタンプラリーに参加し、種子島を舞台としたゲーム「ROBOTICS;NOTES」に登場する各所を巡る複数のコースで島内観光を体験する。

さらに、「ふらっと案内」のAR(拡張現実)機能と「アニメーション・オーバーレイ機能」も利用し、コース上に「みちびき」の正確な位置情報を活用した「ハイブリッド測位AR(拡張現実)」のポイントも用意する。参加者は観光を楽しみながら、「ROBOTICS;NOTES」のキャラクター達が自身のスマートデバイスに現れるAR技術と、高精度位置情報の活用を体験できる。

屋久島では、位置情報受信技術向上に特化した測位実験として、山岳地域において位置測位困難地域での準天頂衛星信号の受信優位性や測位精度についての実験を行う。


ROBOTICS;NOTES

発表資料
URL:http://www.softbanktelecom.co.jp/ja/news/press/2013/20130726_01/
2013/07/29



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