ソニーとパナソニック、業務用次世代光ディスク規格を共同開発--1ディスク300GBが目標
ソニーとパナソニック、業務用次世代光ディスク規格を共同開発--1ディスク300GBが目標
ソニー株式会社とパナソニック株式会社は29日、デジタルデータを長期保存するアーカイブ事業の拡大のため、業務用光ディスクの次世代規格を共同で開発することに基本合意したと発表した。今後は、両社が保有する技術をベースに開発効率を高め、2015年をめどに1ディスクあたりの記憶容量が300GB以上になる光ディスクの開発を目指すという。
同発表によると、これまで両社はブルーレイディスクフォーマットをベースにして光ディスクの強みを生かす商品開発・展開を行ってきたが、デジタルデータを長期保存するアーカイブ市場の拡大が期待される現在、光ディスク1枚あたりの記憶容量を上げることが必要であるという共通認識を持ったという。
光ディスクの利点は、保存時に温度・湿度の変化の影響を受けにくく、防塵性と耐水性などの対環境性に優れる点にある。さらに、フォーマット世代間の互換性が保証されていることは、将来的にもデータの読み出しが可能であり、市場が続くことを意味している。
両社の最近の光ディスク関連の製品は、2012年9月にソニーが製品化した、一つの大容量ストレージとしてファイルベースで扱う、オプティカルディスク・アーカイブシステムと、2013年7月にパナソニックから発売される、光ディスクストレージ装置「LB-DM9シリーズ」がある。
両社の最近の光ディスク関連の製品は、2012年9月にソニーが製品化した、一つの大容量ストレージとしてファイルベースで扱う、オプティカルディスク・アーカイブシステムと、2013年7月にパナソニックから発売される、光ディスクストレージ装置「LB-DM9シリーズ」がある。