サイバー攻撃は「やりとり型」へと進化した? 手口が巧妙化

サイバー攻撃は「やりとり型」へと進化した? 手口が巧妙化
ウイルスを仕組んだメールを特定の企業や機関に送信する「標的型メール」のうち、業務に関係する内容を装ってメールをやりとりする手口のサイバー攻撃が増えたことが警察庁のまとめでわかった、と時事ドットコムが伝えている。

記事によると「やりとり型」は2012年11月に初めて出現し、今年に入って急増。警察庁は「サイバー攻撃の巧妙化が進んでいる」とみているという。また、警察庁が防衛や宇宙、原子力に携わる企業など約5000社と構築している情報ネットワークを通じて届け出を受けた標的型メールは2013年上半期に201件と昨年同期より351件減少。同じ文面のメールを10カ所以上に送りつける「ばらまき型」が減少した一方、1月〜6月にはやりとり型のメールが33件確認され、大幅に増えていたとしている。

やりとり型の偽装の手口は、採用の質問や応募が18件、製品に関する質問や不具合の報告が9件、このほか施設見学の申し入れや専門家としての助言もあったという。


時事ドットコムの記事

「やりとり型」急増=標的型メール、巧妙化-企業へのサイバー攻撃・警察庁(時事ドットコム)
URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013082200216
2013/08/23

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