米Microsoft、Nokiaを54.4億€で買収--携帯電話事業と地図サービスを手中に

米Microsoft、Nokiaを54.4億€で買収--携帯電話事業と地図サービスを手中に
米Microsoftは3日(米国時間)、フィンランドの携帯電話メーカーNokiaを、54億4000万ユーロ(約7100億円)で買収すると発表した。内訳は携帯端末とサービス部門が37億9000万ユーロ、地図サービスや特許ライセンスが16億5000万ユーロとなっている。

Nokiaはかつて、携帯電話市場においてトップシェアを誇っていたが、サムスンやAppleの台頭によりスマートフォン事業が伸び悩みシェアを失い、近年は苦戦が続いていた。ただ、2011年にはMicrosoftと提携を結び、スマートフォンのOSは主流のAndroidではなく、MicrosoftのWindows Phoneを使用。スマートフォン「Lumia」シリーズのヒットもあり、2013年第1四半期のOS別世界スマートフォン出荷シェアではカナダBlackBerryを抜き3位になり、わずかながら復活の兆しを見せていた。

今年に入ってから買収の噂は根強く、ついに実現した感のあるNokia買収。Microsoftでは、Nokiaのハードウェアメーカーとしての事業を買収することで、自社OSのWindows Phoneを強力にプッシュし、スマートフォン市場においてシェアの獲得を狙うと見られる。


発表資料

発表資料
URL:http://www.microsoft.com/en-us/news/press/2013/Sep13/09-02AnnouncementPR.aspx
2013/09/03

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