ドコモ、携帯電話を利用した人口統計情報「モバイル空間統計」を提供開始

ドコモ、携帯電話を利用した人口統計情報「モバイル空間統計」を提供開始
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)は、携帯電話ネットワークの仕組みを利用して作成される人口統計情報「モバイル空間統計」を10月1日に提供開始すると発表した。

同社は同統計情報について、防災計画やまちづくりなどの公共分野において有用性の検証を進めてきたが、学術分野や産業分野においても活用を開始する。この実用化にともなって、「モバイル空間統計」で得られた人口統計情報を、同社グループ会社の株式会社ドコモ・インサイトマーケティングが、自治体・学術機関・企業などからの各種調査依頼などにもとづいて、リサーチ事業として提供する。

同統計情報は、携帯電話サービスを顧客に提供する過程で必要となる運用データの一部(携帯電話の位置データおよび顧客の年齢・性別・住所)に非識別化処理や集計処理、秘匿処理を同社内部で行って作成する。プライバシー保護にも配慮しており、場所や時間による人口の変動を推計することが可能。個人の個々の情報ではなく集計された人口の数値であり、個人を識別することはできない。顧客の希望により運用データを「モバイル空間統計」から除外して利用を停止する手続を行うことも可能だ。


モバイル空間統計のイメージ

発表資料
URL:http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/130906_00.html
モバイル空間統計
URL:http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/disclosure/mobile_spatial_statistics/index.html
2013/09/09



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