モバイルOSシェア4位のブラックベリーが47億円で身売り

モバイルOSシェア4位のブラックベリーが47億円で身売り
カナダの携帯大手BlackBerryは23日(現地時間)、同国の投資会社フェアファックス・ファイナンシャル・ホールディングスが率いる企業グループに、約47億円で全株式を売却すると発表した。BlackBerryの筆頭株主であるフェアファックスは、1株9ドルの条件で買収し、株式は非公開化され上場廃止になるという。

今回の発表に先立ち、BlackBerryは20日、業績不振によるものとして、全従業員の40%にあたる4500人のリストラ案を発表。また、2013年6~8月期の決算では、9億5000万ドル超の純損失となる見込みも示していた。

同社は1984年に創業し、独自のBlackBerry OSを搭載した端末で2009年にはスマートフォン市場でのシェアを約20%まで伸ばした。しかし、スマートフォン事業はサムスンの「GALAXY」を始めとするAndroidやAppleの「iPhone」のiOSに押され、アプリの数が増えなかったこともあり徐々にシェアを失い、2013年第2四半期ではWindows Phoneに抜かれ、OSシェアで4位に後退していた。これは、今年発売した「BlackBerry Z10」が振るわなかったことも原因の一つと見られる。


発表資料


「BlackBerry Z10」

発表資料
URL:http://press.blackberry.com/financial/2013/blackberry-enters-into-letter-of-intent-with-consortium-led-by-f.html
2013/09/24

MdN DIのトップぺージ