iPhone5sの指紋認証機能「Touch ID」、ドイツのハッカー集団「CCC」が突破と発表

iPhone5sの指紋認証機能「Touch ID」、ドイツのハッカー集団「CCC」が突破と発表
ドイツに拠点を置くハッカー集団「Chaos Computer Club」(CCC)は21日(現地時間)、Appleが20日に発売したばかりの「iPhone5s」に搭載した指紋認証機能「Touch ID」を、生体認証ハッキングチームが突破したと発表した。

指紋認証突破には日常にある道具で可能だという。まず、iPhoneのディスプレイやコップなどについた対象の指紋を2400dpiの解像度で撮影。それを反転してシートに1200dpiで刻印する。その上にラテックス系接着剤を塗布し、乾いたら剥がし、僅かな水分を与える為に息を吹きかければ完成となる。

このシートをiPhone5sのホームボタンに押し付け、ロックを解除する動画もアップされている。



CCCでは、以前から不正を防止するのに指紋認証システムは不完全だと主張しており、今回の発表でも、「この結果が指紋認証に対して持っている幻想を壊してくれることを望む」としている。


発表資料

発表資料
URL:http://www.ccc.de/en/updates/2013/ccc-breaks-apple-touchid
2013/09/24

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