iPhone5s/5cの販売台数でドコモは思ったほど伸びず--トップは44.7%のソフトバンク
iPhone5s/5cの販売台数でドコモは思ったほど伸びず--トップは44.7%のソフトバンク
実売調査会社BCNは24日、9月20~22日までの新型iPhoneの販売台数を発表した。今回初めてiPhoneの発売に踏み切ったドコモは思わぬ苦戦を強いられているほか、5sと5cを比べるとiPhone5sが圧倒的に売れていることが分かった。
同発表によると、iPhone5s/5cのキャリア別販売台数シェアは、44.7%でソフトバンクが首位に立ち、初代のiPhone3Gから発売してきた面子を保った。MNPでの乗換えが大量に発生すると見られたドコモは27.8%で、auの27.5%とほぼ変わらない数字に留まった。ソフトバンクはこれまでの販売実績に加え、2.1GH帯と1.7GHz帯を使ったダブルLTEでの“つながりやすさ”アピールが功を奏した。
ドコモに関しては、スペースグレイはあるものの、ゴールドやシルバーで在庫切れが相次ぎ、売りたくても売れないという状態が悪影響となった。今後、入荷して予約分を販売すれば、販売台数が伸びることも予想される。
また、各メディアが盛んに行っているiPhone5sを使っての3キャリアの通信速度比べで、ドコモがauとソフトバンクに劣っているという結果も、買い控えに拍車をかけているかもしれない。
共に新型であるiPhone5sとiPhone5cの割合は、iPhone5sが83.3%と圧倒的に勝り、ユーザーは多少高価でもハイスペックな端末を選んだことが分かった。