キヤノン、現実画像にデジタルをリアルタイム融合するMR製品に手持ち型を追加

キヤノン、現実画像にデジタルをリアルタイム融合するMR製品に手持ち型を追加
キヤノン株式会社は5日、機器を通して現実世界を覗くと、リアルタイムでデジタルデータを融合できるMR(Mixed Reality・複合現実感)システム「MREAL」の新製品「MRハンドヘルドディスプレイMREAL HH-A1」(HH-A1)と、新ソフトウェア「MREAL Platform MP-110」を12月中旬から発売すると発表した。システムインテグレートなどを含めた販売価格は、システム最小構成時で1000万円前後。

「MRハンドヘルドディスプレイMREAL HH-A1」は製造業や建築業向けのツール。現実画像にデジタルデータを融合することで、開発期間や経費の節減が可能だという。これまでは、頭部装着型の「MRヘッドマウントディスプレイMREAL HM-A1」が発売されてきたが、今回、手持ちのモデルが追加となった。

手持ちモデルの利点としては、ショールームや展示会などの多人数での利用シーンでも、「MRシステム」を気軽に体験できるようになるという。

新ソフトウェアの効果は、位置合わせ専用カメラを「HH-A1」の上部に装着すれば、「MREALマーカー」による位置合わせの範囲が拡大することだという。また、カーペット状のマーカーを用いれば、システムセットアップ時間の短縮や、システム構築に場所を選ばなくなるとしている。


「MRハンドヘルドディスプレイMREAL HH-A1」

発表資料
URL:http://cweb.canon.jp/newsrelease/2013-11/pr-hh-a1.html
2013/11/05

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