携帯電話契約数、約28万件の純増でドコモが2年振りのトップ--MNPでは転出続く
携帯電話契約数、約28万件の純増でドコモが2年振りのトップ--MNPでは転出続く
一般社団法人 電気通信事業者協会（TCA）は10日、2013年12月の事業者別の携帯電話契約数を発表した。純増数は主要3キャリアの全てがプラスだったが、23カ月連続トップだったソフトバンクモバイル株式会社に変わり、27万9100件を獲得した株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ（docomo）が、2011年12月以来、2年振りとなるトップに立った。
ドコモは、昨年11月分でも9万3400件の純増を記録しており、iPhone 5s効果で順調に純増数を伸ばしている格好。12月はiPhone 5sの入荷待ちが解消された月でもあり、購入に踏み切ったユーザーが多いと見られる。ただ、12月分のspモード契約者数はマイナス1万3600件となっており、純増数にはOCNなどのMVNO（Mobile Virtual Network Operator）を多く含む可能性がある。12月にはOCNがSIM発行手数料無料キャンペーンを開始した月でもあり、ドコモの純増数が本物かどうかは今後の推移を見守る必要がある。
トップを譲ったソフトバンクモバイル株式会社は22万4300件の純増、KDDI株式会社と沖縄セルラー電話株式会社（au）は22万2600件の純増となっている。
番号そのままにキャリアを変えるMNPでは、ドコモは5万1000件の転出超過、auは4万3300件の転入超過で27カ月連続首位。ソフトバンクは9400件の転入超過となっている。
番号そのままにキャリアを変えるMNPでは、ドコモは5万1000件の転出超過、auは4万3300件の転入超過で27カ月連続首位。ソフトバンクは9400件の転入超過となっている。