KDDI、首都直下地震に備え4G LTE対応「災害用大ゾーン基地局」を導入

KDDI、首都直下地震に備え4G LTE対応「災害用大ゾーン基地局」を導入

KDDI株式会社は、大規模災害が発生した場合でも音声通話やデータ通話など、携帯電話サービスの提供が継続できるよう、国内で初めて4G LTEに対応した「災害用大ゾーン基地局」を導入したと発表した。2013年4月より設置を開始し、2014年2月に首都圏エリアをカバーする全10局の設置が完了、運用をスタートしている。

「災害用大ゾーン基地局」は、通常の基地局とは別に設置し災害時のみに運用する基地局だ。音声通話だけでなく4G LTEや3Gによるデータ通信も行えるよう設計されており、1局で半径約7km以上の広範囲のエリアをカバーしてくれる。

また、耐震構造の建物や鉄塔に設置しているほか、長時間稼働のバッテリーや複数の伝送路を配備するなど、大規模災害時でも運転が可能になるよう設計している。同社では災害時でも安定した通信サービスを継続して提供できるよう、今後もさまざまな対策を実施していくという。


災害用大ゾーン基地局 概要イメージ

発表資料
URL:http://www.kddi.com/corporate/news_release/2014/0305/
2014/03/06

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