京都府立総合資料館の国宝「東寺百合文書」のデジタル資料をWebで公開

京都府立総合資料館の国宝「東寺百合文書」のデジタル資料をWebで公開

凸版印刷株式会社は、同社が提供している資料や書籍のデジタル化支援サービス「Toppan Document Solution SAI-CHI」において、京都府立総合資料館が所蔵する国宝「東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)」のデジタル化およびWebサイトでの公開手法として採用されたと発表した。デジタル化された「東寺百合文書」は「東寺百合文書WEB」で一般公開されている。

「東寺百合文書」は奈良時代から江戸時代にかけて約1000年もの間、京都の教王護国寺(きょうおうごこくじ)東寺に伝えられてきたとされる約2万5000通の文書のこと。内容は寺院運営に関する議事録やさまざまな法会に関する文書など多岐にわたるという。中世の政治・経済・社会・風俗を解明する上で大変貴重な資料だとして、1997年に国宝に指定された。

凸版印刷ではこの文書全てにおいて世界最高水準のスキャニング技術による高精細デジタル化と資料データの管理、Webでの公開作業を行った。全文書の横断検索を可能にしたほか、子供向けに解説した「Kid’sひゃくごう」、ブログ形式で紹介した「百合百話」など、「東寺百合文書」を理解する手助けとなるコンテンツも制作している。


東寺百合文書

東寺百合文書WEB
URL:http://hyakugo.kyoto.jp/

発表資料
URL:http://www.toppan.co.jp/news/2014/02/newsrelease140228_2.html
2014/03/06

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