モバイル端末狙う脅威、半年で2倍に

モバイル端末狙う脅威、半年で2倍に

トレンドマイクロ株式会社は、2013年10月の報告でモバイル端末を狙った不正アプリおよび高リスクアプリの総数が100万に達したとしていたが、その半年後の2014年3月にはその数が2倍の200万になったことを明らかにした。2014年は最初にモバイル端末向け不正アプリが確認されてからちょうど10年を迎える。

不正アプリが脅威全体の中で爆発的に増加したのはスマートフォンが普及してからだという。また、今後登場する不正アプリの先駆的な存在として匿名通信システム「The Onion Router(Tor)」、スクリーンショットや写真・動画・音声録音を取得する Android端末向け不正アプリ「ANDROIDOS_DENDROID.HBT」、モバイル端末向けの仮想通貨発掘不正アプリ「ANDROIDOS_KAGECOIN.HBT」を挙げている。不正アプリの特筆すべき点として、テクノロジー全体の中でも話題性のあるものに関係しているという。サイバー犯罪者は新しい犠牲者を獲得するために、遠隔から実行できるものはどんなものでも利用すると指摘している。


モバイル端末を狙った不正アプリおよび高リスクアプリの総数

発表資料
URL:http://blog.trendmicro.co.jp/archives/8808
2014/04/07

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