KDDI、次世代高速通信CA導入で受信最大150Mbpsへ
KDDI、次世代高速通信CA導入で受信最大150Mbpsへ
KDDI株式会社と沖縄セルラー電話株式会社は21日、LTEの次世代高速通信規格「LTE-Advanced」の技術である「Carrier Aggregation」（キャリアアグリゲーション：CA） を日本で初めて導入すると発表した。導入時期は2014年夏を目標にする。
CA技術とは、複数の周波数帯（サービス開始時は800MHz帯、2.1GHz帯）で同時にLTEのデータ通信を行い、周波数毎に受信したデータを合わせて受信最大150Mbpsの高速通信速度を実現する技術。周波数の帯域を効率的に利用することで、高速データ通信の環境もより安定するという。
この受信最大150Mbpsが可能な基地局はCA導入時点で約2500局 (2.1GHz帯含む)になり、2015年3月末には全国で約2万局に拡大するとしている。ただ、デバイス側がこのCA技術に対応する必要があり、現在発売されているスマートフォンには、対応端末は無いという。