ソニー株式会社は、テープストレージメディアとして世界最高の面記録密度となる148Gb/in2（ギガビット／平方インチ）を実現した磁気テープ技術を開発したと発表した。

同技術は、真空薄膜形成技術のひとつである「スパッタ法」を用いて平滑な界面の軟磁性膜を開発したことにより、結晶配向の乱れや大きさのばらつきを抑えた微細な磁性粒子を有する「ナノ・グレイン磁性膜」を実現したことによるもので、この面記録密度は塗布型の磁気テープストレージメディアの約74倍で、データカートリッジ1巻あたり185TB以上の大容量データ記録が可能となる。

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