株式会社NTTドコモは、次世代の動画圧縮技術「H.265／HEVC」や、ストリーミング技術を活用した効率的な動画配信を実現するためのガイドラインを、動画コンテンツプロバイダー向けに公開した。

HEVCはドコモが標準化を推進した国際標準規格の動画圧縮方式で、従来の「H.264／MPEG-4 AVC」の動画データ量を約半分に圧縮できる。HEVCは同社の2014夏モデルのスマートフォンとタブレットが対応しており、5月15日に提供開始した動画サービス「dアニメストア」でも同方式に対応したコンテンツを提供している。

同ガイドラインは、株式会社Jストリーム、株式会社ドワンゴ、株式会社フォアキャスト・コミュニケーションズ、株式会社NTTぷららの協力により作成したもので、ユーザーが動画を快適に視聴するための動画配信方法について解説している。快適な動画の視聴には、高画質を実現するための十分なデータ量と、途切れのない視聴のためデータ量の抑制の適切なバランスが求められるが、HEVCなどの技術を活用してこのようなバランスをとるための具体的な手法を系統立てて解説している。

モバイルネットワークを利用した動画配信ガイドライン
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