ネットバンキング狙うマルウェアに国際的摘発作戦

ネットバンキング狙うマルウェアに国際的摘発作戦

ネットバンキングを狙い全世界で数百万件もの被害をもらたらしているマルウェア「Gameover Zeus」および「Cryptolocker」ランサムネットワークに対し、欧州刑事警察機構(ユーロポール)が中心となりFBIや日本の警察庁、英国の国家犯罪対策庁など協力国が連携しプログラムのネットワークを崩壊させる、ボットネットのテイクダウン作戦を決行していると、シマンテックや警察庁 サイバー犯罪対策課などが発表した。

Gameover Zeusは、金融機関関連情報を奪うなどの機能をもつ危険性の高い不正プログラムで、金融機関の正規のログイン画面などを装った偽の画面を表示し、ユーザーに各種情報を入力させることで、ユーザーの口座から不正送金が行うものだ。Gameover Zeusの壊滅を狙った摘発作戦が2012年にも行われたが、これをすり抜けて現在も活動を続けている。シマンテックは「今回の摘発作戦が長期的に成功するかどうかはまだわからない」とコメントしている。


Gameover Zeusの概要イメージ(警察庁)

マイクロソフトの発表
URL:http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2014/06/04/microsoft-helps-fbi-in-gameover-zeus-botnet-cleanup.aspx

警察庁の発表
URL:http://www.npa.go.jp/cyber/goz/index.html

シマンテックの発表
URL:http://www.symantec.com/connect/ja/blogs/gameover-zeus
2014/06/06

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