シャープの電子書籍ストア、Webブラウザで書籍閲覧が可能に
シャープの電子書籍ストア、Webブラウザで書籍閲覧が可能に
シャープ株式会社は、電子書籍ストア「GALAPAGOS STORE」において、Webブラウザだけで電子書籍を閲覧できる環境を提供開始した。まずは一部の電子書籍の「試し読み」機能から対応を開始して、順次電子書籍の閲覧まで対応範囲を拡大する予定だ。
同環境は、HTML5を活用したソリューション「ブラウザビューア」により実現した。同ソリューションを活用することにより、汎用のWebブラウザで電子書籍の検索・購入から閲覧までが可能となる。主要な電子書籍フォーマットに対応しているので、どの端末でもWebブラウザがあれば利用可能となる。
また、書籍やコミック、雑誌など複数のコンテンツの中から読みたいコンテンツの表紙を選べば、すぐにコンテンツの内容が表示される新たなユーザーインターフェースも導入した。さらに、同ストアではブラウザビューアの特長を体験できる「特集コーナー」を新設して、合計243冊の無料読み放題および試し読み増量キャンペーン、購入金額の30％をポイント還元するキャンペーンも実施する。
このほか、同社はブラウザビューアの法人向け提供プランを拡大して、従来のパッケージでの提供に加えて、ASP型サービス「EBLIEVA（エブリーバ）ブラウザビューアASP」を提供開始すると発表した。同サービスは、同社のコンテンツ配信サーバをネットワーク経由で利用するため、運営事業者は独自のサーバを所有する必要がなく、初期投資を抑えられる。さらに、今後同社が提供する電子書籍ソリューションの統一ブランドを「EBLIEVA」として、幅広く提案していく予定だ。