日本航空株式会社（JAL）と株式会社野村総合研究所（NRI）は、7月16日から約1カ月間、iBeaconおよびスマートウォッチを活用して、空港旅客業務の先進化に向けた実証実験を開始すると発表した。

同実験では、羽田空港第1旅客ターミナルビルにおいて、各搭乗ゲートに設置されたビーコンが発する信号を、搭乗ゲート担当のJALスタッフが持つスマートフォンが受信することで、スタッフの所在・配置状況をコントローラーデスクの担当者が遠隔地からリアルタイムに把握できるようになる。

これにより、顧客へのスピーディーな対応と効率的なスタッフの配置を実現する。また、スタッフがスマートウォッチを装着することにより、携帯情報機器や無線機を取り出すことなく、業務に必要な情報の入手や共有を行える環境を整える。同実験では「GALAXY S5」や「GALAXY　Gear2」に加えて、Android Wearを搭載した「LG G Watch」など、最新のスマートウォッチについても対象としている。

発表資料
URL：